京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

あんなこと

土井

お天道様はみている

2012年12月24日(月)

気がつけば、もう年の瀬。

今日はクリスマスイブですね。

子供たちは、サンタさんのプレゼントを気にして、そわそわしてますね。

この時期にいつも思い出すのですが、

私のところにサンタさんが来なくなったのは小学校3年生の時、

不用意なひとことから、サンタさんから大人認定を受けたのでした。

私は失言が多いほうだと自覚しているのですが、

口は災いのもと、こそこそしていても、お天道様は見ている・・・

ということを、痛感したことを覚えています。

そして、おとなになった今、

自分のちょっとした発言ですら、良くも悪くも影響があることを実感します。

自分は気づかなくても、人からはお見通し・・・なことの方が多いですね。

 

最近、調子に乗って、大人ぶってしゃべりまくる息子も、小学校3年生。

今夜、サンタは来てくれるのでしょうか?

こんなこと

土井

相手に伝わることって?

2012年7月07日(土)

先日、妻が長男坊の宿題をみていて、ちょっとしたことがありました。

妻「言葉の使い方が間違ってるよ」

子「どこ?」

妻「”ぜんぜん” という言葉のあとには ”〜ない” という使い方をしないとね」

子「そんなことないよ。全然あるとかみんな言うし・・・。」

妻「・・・」

私「日本語をちゃんと勉強していない人もいると思うけど、それは間違っているよ」

子「大人や先生だって、使ってるよ・・・」

私「普段使っている言葉は、面白おかしくそうやって使うことがあるけど、

ちゃんとした日本語では、間違っているよ」

子「?? う〜ん」

私「・・・・・・今はまあいいわ、そう思うんならそうしとき」

「父ちゃんや母ちゃんはそういう風に使わないから」

(一語一句同じではありませんが、こんな会話でした)

 

全然・・・・という言葉ですが、

手元の辞書では、[まったく、まるで]であり、

決して、良い印象をさらに強調する言葉ではありません。

全然大丈夫、全然いける、全然おいしい、全然かっこいい・・・

どれも「とても」という言葉以下でしかないと思うし、

ちゃんと使う人にとっては、悪い方しか指さないのですが、

新語を使う人や世代には、とってもいいこととして扱われるようです。

 

さて、最近身の回りにおこる様々なトラブルを考えてみると、

「言った言わない」にすらならないくらい、言った方がわからないことがあります。

一昔前に比べて、若い世代は本当にいい子・いい人が増えたと思うのですが、

そんないい人の褒め言葉ひとつでも、日本語の意味が変わっていることで

嫌みやマイナスイメージを与えてしまっているということなのかもしれません。

 

自分が言った言葉のニュアンスが、正しく伝わらないという悲しいことが

そこら中で起こっているのでしょうか?

 

変化し続ける言語には勢いがある・・・とも言いますが、

いくら日本語が柔軟といっても、

先生が使っちゃうと・・・・どうなんでしょう。

そんなこと

遠藤

本当のことならいいの?

2012年5月23日(水)

患者さんと関わるとき、
嘘をついてはいけません。

 

では、本当のことならいいのでしょうか?

 

でも、私たちは出来ないことが有る人の訓練や指導をしています。
介護されている方も、出来ないことがある人の介護をしています。

 

その中では、
出来ていないことに対してコメントするので、
本当のことは、相手を傷つけることも多いです。

 

では、何を話すのか?
嘘ではないことを話します。
本当のことを伝わるニュアンスに気をつけてしゃべります。
だって、あなたが100点満点の算数テストで30点だったとします。

 

「あなたは頭が悪いから点数取れないんだよ!」 って言われたら嫌な気持ちになりませんか?

 (もちろん、これで発奮して、次は100点とろうって思うかもしれませんが…何をしていいのやらって思いませんか。)

 

でも、
「あなたは掛け算が苦手だから、掛け算で失敗しているね。」 って言われたら、冷静になれませんか?

 (もう一度、掛け算の何が出来ていないのか、教えてもらえば良いのかなって思いませんか。)

 

もしくは、
「いつも苦手な掛け算が、5問も出来てるじゃない。進歩だね。」 って言われたら少しうれしくないですか?
どれも本当のことです。

  (点数に落胆してても、あれ?少し良くなってるじゃん。って思ったら、次は、もっと頑張って、また褒めてもらおうって思いませんか。)

 

次、頑張ろうって思う気持ちになれる言葉、
何に失敗したのか気づける言葉、
そして、傷ついて嫌になる言葉がありますよね。

 

患者さんやご家族と向き合うときは、
私はこんなことに気をつけてしゃべっています…いや、…つもりです。

 

誰だって、

前向きに取り組むことでしか、リハビリも出来ませんから。

 

その気持ちをつぶさないように、引き出すように、
でも、現実と向き合って、挑めるように促したいな....。

へんなこと

遠藤

身だしなみって気をつけてますか?

2012年4月28日(土)

身だしなみって、気にしていますか?

 

服装、化粧、整髪って感じがしますが、

辞書では、「身嗜み=身なりや態度に気を配り、きちんとする心がけ」ってあります。

身なりだけではなく、態度も含まれるって事ですね。

いくら、整ったお洋服着て、化粧頑張って、髪型整えても、

態度が悪ければ、身嗜みが整っていないって事になるんですね。

 

そして、逆もしかりですね。

いくら、態度がすばらしくても、その場にそぐわない装いや化粧ではダメだよって事ですね。

 

ただ、

どの態度が悪くて、どの装いが場にそぐわないとかって、難しいですよね。

もちろん式典などでは決まった定型の動きなどありますが、

普段の日常では難しいですよね。

 

どこにでも、自分と違う趣味や嗜好の人が必ず居ます。

その人たちは、場合によってはとても不快な気分になっています。

ある意味自分が加害者になっちゃってるんですね。

その人たちが、あれぐらいなら気にならないって言ってくれるだろうって姿が

きっと、最大公約数なそぐわなくない服装や態度ですよね。

それ以外は、

不快にさせる不愉快な態度や、自分勝手な振る舞いとみられたり、

身だしなみができてないっておこられることになるんでしょうね。

 

他人にどう見られているのか?

どんな人には受け入れられて、受け入れられないのか?

当たって砕ける前に、考えないと、身だしなみ気にしていないって事になりますよ。

身だしなみに限りませんが、たとえ自分がよくっても誰かは不快かもしれません。

社会生活では、

何事も自己評価より、他者からの評価が善悪の基準ですし、物事の結果です。

 

春・夏は、いろいろ気分も高揚する季節ですが、

己を表現するにも、

周囲の雰囲気見て、加害者にならないように気をつけましょう。

 

私も、枠から外れやすいので、気をつけたいと思います。

へんなこと

土井

なおる

2012年4月24日(火)

日々、患者・利用者さんと接する仕事をさせていただく中で、

「なおる」という言葉を使っておられる場面に多く出会います。

 

この「なおる」ですが、体をなおす意味では、「治る」と書きます

私の手元にある辞書で「治」という漢字単体の意味を引くと、

「乱れたものに手を加え、秩序をもたらすこと」ということが原義だそうで、

政治や治水など暴れる何かを押さえ込むような意味合いに使われます。

なので、本来の病を治すという言葉は、

乱れた心身に、医療や休養という手を加え、秩序ある状態にするということになります。

(ということは、勝手に体調がなおったとき、治ったと書いてはいけないのかもしれませんね)

一方、

同音異義語で、「直る」とも書けます。

同様に調べると、この「直」という漢字は、「まっすぐ」ということが原義だそうで、

転じて、まっすぐなこと、曲がったものをまっすぐにする、間違ったものを正しくする

という意味をもつそうです。

つまり、「治」「直」どちらにしても、「なおる」とは元通りになるという意味ではないようです。

そして、医療で使う「なおる」も、原義に近い意味で使うことが多くあります。

しかしながら、

一般に日常会話で使われる「なおる」は、元通りになるという意味のほうが多いように思いますし、

「治」「直」の両方ともに共通する意味「手を加える」が含まれないことも少なくありません。

 

「医療の常識は一般の非常識」とも揶揄されますが、こんな言葉の意味ですら、ズレがあるものです。

患者・利用者とその御家族と医療従事者の間でお話されるときには、お互いに、

「伝えられた言葉の意味をしっかりと理解する」、とても大切にしていきたいなぁと思います。

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