京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

そんなこと

遠藤

チームの一員になろう

2013年6月30日(日)

事実に基づいていても、其れは真実ですか?

 

よく、この記事は○○新聞と○○新聞では反対の立場で書いてあると言われたりします。
これは、おそらく、同じ事実を元に記事を書いても、書く立場が違えば違ってくるということなのでしょう。
事実に基づいているから必ずしも「真実」ということでもないのでしょうね。

 

同じことが医療や福祉の現場でももちろんあります。
同じ患者さんの行動を見たとしても、
ご家族や別の職種の方は、自分が解釈したこと感じたことと、ちがう解釈をし、違うことを感じています。
それは、やはり立場の違いでしょう。

 

立場が違えば違う。だからそんなものだ。で、終わるわけにはいきません。

 

違うからこそ、違う立場の人が集まって、カンファレンスや相談をすることで、
視野が広がり、新たな対策が見つかったりします。

 

一つの事実があったとして、其れを自分が解釈したとして、
その結果、事実を理解できたかどうかは分かりません。
でも、様々な立場の人と事実を共有すれば、事実の解釈は増えて、
その事実への対策は新たな道を見つけるかもしれません。

 

どんなことでも、ものは言いよう考えようです。
あなたの考えが真実に、より近いとは限りませんよ。
あなたの反対の立場の人が、より近いかもしれません。
立場が違う人が集まって仕事するときに、大事なことは、
誰の解釈を採用されるかではありません。
新しい道が見つけられるかどうかです。

 

チームアプローチは、違う意見を受け入れながら模索し、新しい道を見つけながら進めるアプローチです。
意見が違う人をのけ者にする人にチームアプローチはできません。
自分の意見を押し付ける人にチームアプローチはできません。
でも、人の意見に流されるだけの人にもチームアプローチはできません。
私はそう思います。

 

だから、
学生さんは、いろんな人がいろんな考えを持って仕事していることを、
そして自分が思う解釈と違う解釈を受容して、その上で何かを発見して、先に進める練習をしておいてください。
こういうことは臨床実習中に少しでも培って欲しいと思います。
意外と実習生のほうが、スタッフも気を使ってくれるし、いろんな人と話をしやすいと思います。
そして、自分がチームの一員となったときに、戸惑わず、視野を広げ、新しい道を見つけてください。

 

就職すれば、待ったなしでチームの一員ですから。

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