京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

どんなこと

土井

これさえやれば・・・

2012年11月08日(木)

結構前になりますが、私が就職した頃、

「リハビリの先生になおしてもらう」と表現される方がほとんどでした。

しかしながら、リハビリテーションの効果を左右することとして、

「患者さんが質・量あわせてどれだけトレーニングしたか?」

ということが核心的な要素となります。

つまり、

「なおしてもらうもの」のではなく、「やって身につけるもの」なのです。

なので、

「運動や歌、勉強などと同じように、自分で積極的にやらないと上達しないですよ」

「でも、そこは上手いことできまへんか?」

「私たちが動くだけで上達するなら、みんな甲子園や東大・京大にいけるようになっちゃう」

「ほんまやな~(笑)」

なんて、すこしでも理解してリハビリしていただけるよう会話していました。

 

昨今、一般的にリハビリテーションが知られるようになり、

「リハビリテーションはがんばってしないといけない」という意識が広がり、

現役世代を中心に、積極的な方が増えてきています。

また、インターネットやテレビ、書籍など、情報があふれる時代でもあり、

「私はこの方法だけやって、ここが治ったらそれでいいから、それだけやってくれ」

「私はこれをやってもらいに来たんだから、これをずーっとやって欲しい」

というご依頼を頂くことも増えてきました。

 

これだけやっていたら・・・って、

たしかに、世の中には○○汁や○○エキス・・・など、それを謳った商品も溢れていますね。

でも、

一般的には、集中的・専門的リハビリテーションを必要とする人では、

「一つだけ悪くてそこだけ治せば解決する」という人は、かなり稀なケースです。

ちょっとした捻挫で足を1週間引きずると、

治ってもその引きずり癖が残ることもあるぐらいですし、まずいないかもしれません。

 

このリハビリさえやれば・・・・は、

「素振りさえやっていれば、レギュラーになれる」とか、

「シュート練習さえすれば、ハットトリックができる」とか、

「時間とお金を費やせば、一流になれる」とか、

そんなことと同じような、そんな感じです。

また、病気や怪我をするということは、

「割に上手かった野球やサッカーなどが下手になり、苦手と思うようになった」

という感じで理解していただいても間違いではありません。

 

苦手だけれども、上手くなりたいし、上手くならないといけない・・・

そのためには、好きなことも、嫌いなことも、やっていこう・・・

そんなイメージで、リハビリテーションに取り組んでいただければと思います。

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