京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

あんなこと

土井

「良い」+「良い」=「より良い」??

2012年9月13日(木)

昔、学生時代の物理の先生の話だったと思いますが、

たしか、万有引力とかのテーマで、

「ものは存在するだけで、他に影響を与えている」という話がありました。

そのときは、なぜ人は地球の上に立てるのか?という話題から、

引力や斥力などの説明があったと記憶していますが、その授業で、

どんなものの間にも、お互い引き合う力と反発しあう力があって、

バランスが取れるところで安定するという話だったと思います。

(そろそろ、難しくなってきたのでやめます)

ややこしい物理法則に限らず、

「風が吹いたら桶屋が儲かる」的な影響ぐらいはどんなことにもあるそうです。

特に意識しなくても、直接的に関係なくても、お互い影響されあってているということだそうです。

 

京都では、「鴨川等間隔の法則」があります。

三条~四条の間の鴨川の河原で座って話をしている人が、何故か等間隔に並ぶという法則ですが、

学生のころのいたずらで、等間隔のカップルとカップルの間の隙間に座ると、

(結構距離はあって、会話の内容がほとんど聞こえないぐらいの距離なのですが)

両サイドのカップルが両方とも直ぐにいなくなり、その後入ってこないことに感動したことがあります。

パーソナルスペースを考えると、それはそうだろうという意見もあるとおもいますが、

カフェやレストランではゆったりできるぐらいの距離ですので、

そんなに邪魔をしていない気がするのに影響を与えてしまうようです。

さて、

そんなことを含めて、皆がお互いに与え合っている影響ですが、

良いものを「効果・成果・親切」と呼び、悪いものを「副作用・代償・迷惑」   呼ぶそうです。

また、

同じように良かれと思っても、Aさんには良く、Bさんには悪いなんてこともありますよね。

そんな影響の良し悪しは、

人や環境、状態や状況、時間や季節、年齢や立場によって異なりますし、

影響しあう要素が増えれば、より複雑に絡み合っています。

 

鴨川等間隔だって、人が多い(飽和)しているときは等間隔ですが、

いつもちゃんと等間隔に並ぶわけではありません。

友達と座って休憩したいだけなら、多少狭くても気にならないし、

好きな人といい雰囲気になりたければ、相応に距離が欲しいし、

友達を騒ぎたいなら、距離をとったほうが気兼ねしないですよね。

また、居心地はともかく、居座ってしまえば、周りが距離をとろうとしますし、

どうしてもそこに座る理由があって座るなら、居心地も多少我慢できます。

 

少し話はそれますが、

これを解決するためにはこれ、これのためにはこれ・・・と

良いことを足し算するなど、特徴を純粋に捉えて判断する考え方があります。

例えば、「良いことを足し算する」とは

「良いもの」+「良いもの」=「とっても良いもの」と効果効能を捉えることです。

でも、本当は「○○という影響」があるだけで、

それはある人にとって良い影響であり、悪い影響を感じないだけであって、

良いこと以外にも影響があることがほとんどです。

例えば、腰痛などでコルセットをつけている人がいますが、

コルセットをつけると、おなかの力を入れない、入らない傾向の人が多くおられます。

ある種の腰痛を解決するには、おなかの筋力を鍛えることが効果的なことがあるのですが、

コルセットをつけているだけで、おなかに力を入れない習慣がつきやすくなるので、

いくら筋力トレーニングをしても、通常よりも筋力がつきにくくなることもよくあります。

この場合、コルセット(良)をつけながら、いくらトレーニング(良)をしても、

本人が思っている以上にトレーニングしないと、目に見える効果はえられません。

 

そういえば、昔知り合った人で、

日本好きで日本に住んでいるのに、母国語が荒れるからと

たとえ、日本語の意味がわかったとしても、母国語で会話される人が居られました。

それこそ足し算できる気もしますが、そんなことでも影響があるそうです。

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