京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

へんなこと

土井

楽々簡単はすてき?

2012年5月10日(木)

最近、ボタン一つで全てが賄えるような機械や仕組みが増えてきました。

材料を入れてボタンを押したら、パンが焼けますし、

IHヒーターもガスレンジも、料理にあわせて火加減が自動調整されたり、

洗剤の量すら調整してくれる全自動洗濯乾燥機もあります。

車だって、日本にあるほとんどの車はAT車ですし、

緊急ブレーキや車庫入れをほとんど手伝ってくれるものもあるし、

(そういえば、今時、チョークを知っている人はどれくらい居るんだろう?)

車に乗って、スイッチ押して、ペダルをON/OFF、ハンドル回す・・・

操作自体は、子供用のおもちゃと大差ないんですよね。技術がなくても動いてしまう。

(ニュースやネットでは●歳の子供が運転!!なんて記事も珍しくないのが怖いですね)

 

楽々簡単がよろし・・・という改良されたものを見ていると、

「それでいいのか?」と思うことが度々あります。

安全装置だって、それによって安全になることは良いことなんだけど、

「そこに危険やリスクがあるけれども、機械がなんとかしてくれている」

ということに目を向けている人はどれくらい居るんだろう?

リスクや危険気付き、正しく怖がって、考えて行動する、

そんな感覚が鈍くなりつつあるような気がします。

 

重大なリスクがあるようなことには、

手順や操作に習熟が必要で、生半可な知識だけで操作ができないとか、

なんでもかんでも電子制御・自動制御しないとか、

そういったことも考えていかないと、危ないことにすら気づけなくなるのかもしれません。

もしも電子制御エラーなんておこったら・・・誰のせいになるんだろう?

でも、

楽々簡単なものが市場にいっぱいあるおかげで、感謝することもいっぱいあります。

特に、患者・利用者さんが自立して生活するために有効に使える道具が増えています。

10年20年前では考えられなかったようなことも簡単安全にできることもありますので、

楽々簡単安全なものはどんどん進化してほしいとも思います。

 

通常使うには、少し手間や監視が要るのだけれども、

障害をもたれた人には、楽々簡単安全に操作ができるもの、

そんなユニバーサルデザインな解決って無いかなぁ・・・・。

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