京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

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橋本

変わらないなぁ

2016年3月24日(木)

諦めたら駄目なんですけどね、変わらないなぁと感じる時がままあります。

 

先々週はこれ。今週はこれ。

 

私が30前後の時です。

新聞に大阪で中学生の女の子が衰弱死したと記事にありました。

20数年前と言っても世紀末の豊かな時代です。当時虐待やDVと言った言葉も一般的ではなかった時代に中学生が衰弱死ですから、思わず注意を惹かれました。

 

読んでみればその中学生の子は障害者の父親と介護が必要な祖父との3人暮らし。

日夜父親と祖父の世話に明け暮れて、衰弱死したと言うことでした。

 

福祉事務所のコメントは「数か月前と同様、中学生の衰弱が著しいので数日中にも中学生を入院させる手はずを整えていたところ(要するに一度入院している)」

中学生が通っていた学校のコメントは「頻繁に担任が家庭訪問して登校するように促していた」

 

齢30にして公務員や役所がどういうものか初めて実感した時だったと思います。

 

当時私にとってはとても衝撃的な出来事だったので、新人教育の題材に選びました。

21、2の世間知らずのセラピストたちにどうすべきだったか聞きました。

 

「根本問題が解決できていないのに、登校しろと言って登校できるわけがない」

「そもそも中学生がそうなる前に、父親や祖父を施設に入所させるのが先ではないのか」

 

という至極真っ当な意見が出ました。

そう出来なかった理由とは何でしょうか。少なくとも当事者の言い訳からは、そう出来なかった理由があるとは到底思えません(ちゃんと思考できる人はあんな突っ込みどころ満載の言い訳なんてしません)。

 

先に紹介した中学生2人の自殺の話とはそれぞれ場所も時代も人も役所も異なるわけですが、共通するのは…。

あれは他所の事、自分のところの事じゃないと誰もが考えてる限り、何も変わらないんじゃないかと思えます。

 

次回私のブログは3/31です。

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